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Journal No. 01
マーケティング論

日本のサービス事業者が、在日外国人顧客を取り逃している理由

英語サイトはあるのに、問い合わせが来ない。翻訳された情報と、外国人顧客の検索意図のあいだには、意外なほど大きな溝があります。

ファイアストーン・ヴィクター 文 ファイアストーン・ヴィクター
6分で読了

在日外国人は300万人を超えています。税務、法務、医療、不動産といった専門サービスの需要は、日本人市場と同じくらい、あるいはそれ以上に存在します。

それでも多くの日本のサービス事業者は、外国人顧客からの問い合わせをほとんど受け取っていません。「英語サイトはあるのに、問い合わせが来ない」という声を、私は毎週のように聞いています。

この記事では、その溝がどこにあるのか、そしてなぜ「翻訳されたページを用意する」だけでは足りないのかを整理します。

翻訳と、検索意図の違い

日本語の税理士検索と、英語の税理士検索は、まったく違う行動です。

日本人の顧客は、紹介や口コミを起点に、サイトを補助的に確認します。つまりサイトは「確認するための場所」です。

外国人顧客、特に在日5年未満の外国人は、ほぼすべての専門サービスをGoogle検索で探します。友人の紹介はあっても、最終的には英語で検索して比較します。つまりサイトは「発見するための場所」です。

この違いは決定的です。確認のためのサイトは、ブランドイメージと連絡先があれば成立します。発見のためのサイトは、検索結果の上位に出ていなければ、存在していないのと同じです。

検索のキーワード自体が違う

日本語で「税理士 渋谷」と検索する人と、英語で「English speaking accountant Tokyo」と検索する人は、求めているものが違います。

前者は「自分の近くにいる、信頼できそうな税理士」を探しています。後者は「英語で対応してくれて、外国人の税務に慣れている税理士」を探しています。

翻訳されたサイトは、日本語コンテンツをそのまま英訳しているため、後者の検索に対応できません。英語キーワードで上位表示されない、されても検索意図にマッチしないため、クリックされても離脱されます。

信頼シグナルが違う

日本人顧客にとっての信頼シグナルは、設立年数、代表者の経歴、所属団体です。

外国人顧客にとっての信頼シグナルは、英語での対応実績、英語で書かれたレビュー、英語で話している動画、明確な料金提示です。

多くの日本のサイトでは、料金が「お問い合わせください」のままです。日本人顧客には自然な表現ですが、外国人顧客にとっては「隠している」と受け取られます。

なぜ動画が効くのか

外国人顧客の最大の不安は「本当に英語で対応してもらえるのか」です。

テキストで「English support available」と書いても、信じるしかありません。動画で代表者やスタッフが英語で話している姿を見せれば、不安はその場で消えます。

60秒の動画一本で、10ページの英訳コンテンツよりも高い変換率を出すことがあるのは、このためです。信頼シグナルとしての強度が、テキストと動画で桁違いなのです。

動画は広告との相性も良い

Google検索広告で、動画を埋め込んだランディングページに送客すると、クリックあたりの問い合わせ率が上がります。広告費が同じでも、問い合わせ件数が増える、という意味です。

さらにYouTube広告では、動画自体がクリエイティブになります。LPだけでは狙えない、認知段階の顧客にもリーチできます。

広告運用を自社で行う難しさ

「Google広告のアカウントなら作れる」と言う経営者は多いです。実際、アカウント作成は簡単です。

しかし、高意図のキーワードを絞り込み、地域・時間・デバイスごとに入札を最適化し、広告文を15パターン試して勝ち残りを残す、という運用は、片手間では難しい作業です。

外国人向け検索は、日本人向け検索と比べてキーワード数が少なく、競合も限られているため、「正しく運用すれば、大手代理店でなくても勝てる」市場です。逆に言えば、正しく運用されていない広告は、ほぼ確実に損をしています。

月5万円の広告費を、月10万円の成果に変える

広告の価値は「いくら払ったか」ではなく「何件の問い合わせを生んだか」です。

月5万円の広告費で10件の問い合わせを取れれば、クリニックなら1件の初診で元が取れます。税理士なら1社の新規顧問契約で、年間数十万円のリターンになります。

この計算ができていれば、広告は経費ではなく投資になります。できていなければ、「広告は効かない」という結論に落ち着きます。

まとめ

翻訳されたサイトは必要条件ですが、十分条件ではありません。

外国人顧客に届くためには、三つの要素が揃っている必要があります。

  • 外国人の検索意図に合わせたランディングページ
  • 英語で話している代表者・スタッフの動画
  • 高意図キーワードに絞った検索広告の運用

一つでも欠けていると、残りの要素の効果も落ちます。三つが揃うと、広告費あたりの問い合わせ数が、大手代理店と比べても遜色ない水準になります。

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タグ
  • ・検索意図
  • ・ランディングページ
  • ・外国人顧客

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